ノエル通信

ノエル通信
VOL.13

ノエル通信

Vol.13

みなさまのお役に立つ情報や楽しい話題をお届けしようと思います。ニュースレターの名前は「ノエル通信」です。どうしてノエル通信なんでしょうね。その不思議にも追々せまってみたいと思います。

診療内容

 今回は高血圧についてのお話第2弾(第1弾はノエルNo.5,6)です。2009年の日本高血圧学会(JSH)ガイドラインJSH2009についてノエル5,6号でご説明しましたが、今年(2014年)4月に『高血圧治療ガイドライン』(JSH2014)が新しく発行されました。4月にガイドラインが出た際にテレビなどでも紹介されましたが、今回は変更のあった点を中心にご説明します。

 

 日本には4,300万人にも上る高血圧の患者さんがいるといわれています。高血圧脳卒中、心臓病、腎臓病や大血管疾患の大きな原因です。高血圧の治療の目的は血圧の管理によって脳心腎の合併症を予防することです。

 

血圧測定について

 高血圧の診断には正しい血圧測定が必要です。外来診察での血圧測定は聴診法で測定します。聴診法と同程度の精度を有する自動血圧計の使用も認められており、当院でも待合室の自動血圧計でまず測って頂き、値が高いなどの場合は聴診法で再度測り直すようにしています。

 待合室の器械で自己測定して頂く場合、カフ(膨らんで上腕を圧迫する部分)が肘にかからないよう、カフを心臓の位置と合っているようにして下さい。血圧は大変変動しやすく普通に測っても著明に高いことがあり、高血圧の診断は少なくとも2回以上の異なる機会での血圧値に基づいてなされます。

 たとえば健診や初診でいらした際に血圧が高い場合は、通常、日を改めて複数回測定し、その間に可能であれば家庭血圧を測定して頂きます。家庭血圧は外来診察血圧よりも生命予後の、より優れた予知因子とわれています。診察室での血圧と家庭血圧あるいはABPM*(後で説明)の血圧の違いが大きい場合は家庭血圧やABPMの方が高血圧性の臓器障害の程度と関連しており、こちらを重視して方針を決めます。そのためには家庭血圧を正しく測ることが必要になります。

 

家庭血圧が重要

 自宅で血圧を測定して頂くことをお勧めしますと、いつ測るの?何回測るの?どんな器械がよい?などのご質問を受けます。JSH2009では家庭血圧の測定回数は1回以上とし、どの値を用いるかについで幅をもたせていましたが、家庭血圧の測定回数など評価方法については懸案となっていました。血圧は本来短期間に変動します。家庭血圧も例外ではなく、多くの場合は1回目より2回目の値が低いことを経験されることがあると思います。また、血圧が高いと不安になり何度も測定されることもあると思います。

 今回の改定では血圧は原則一度の機会に2回測定し、その平均を用いることとなりました。1回のみでもよく、その場合はその値を記載して下さい。3回測定した場合はその平均でもよいですが一度に4回以上の測定はおすすめできません。計測された値は平均のみではなく、すべて記載しておいて下さい。血圧は手首用では不正確な事が多く、腕用の器械で測定して下さい。

 朝は起床後1時間以内、排尿後朝食前に座位1-2分安静後に測ります。夕は就寝前に座位で1-2分安静後に測ります(これは前回のガイドラインと同じです)。飲酒後や入浴後は血圧が低いことがあり、夕の血圧は就寝前ではなく夕食前でも良いとされています(ヨーロッパでは夕食前に測ることとしています。)

 また、*ABPM(24時間自由行動下血圧測定)という血圧測定が普及してきています。当院でも行っているABPMは24時間に渡り日中は30分毎、夜間は1時間毎に自動的にカフがしまってきて血圧を測定し職場での高血圧、夜間の高血圧などの診断が可能になります。血圧は通常は起きている時は高く、寝ている時は低いです。夜間はカフがしまってくると気が付いて目がさめてしまうのではと思われるかもしれませんが、大抵の方は、知らずに眠っておられることが多いです。

 夜間にも血圧が高い“夜間高血圧”は心血管病リスクだけではなく、認知・身体機能の低下とも関連しているといわれます。他、正常血圧と高血圧との判別が困難なケースや、血圧値が大きく動揺する方などにお勧めの検査です。検査ご希望の場合はお問い合わせください。

 

(ノエル通信No.14につづく)

 

                                      (院長 橋爪喜代子)

 

スタッフを紹介します

月曜日の1:50~3:30の間に鍼灸施術をしています。
 検査を受けて異常がないのに不調が続く。しんどい、だるい、慢性的な痛み。そんな症状はないですか?
 東洋医学では気・血・水のバランスが崩れ、過不足や循環に滞りが出ると不調や痛みが起こると考えます。不調の原因を知り、身体のバランスを整え循環を改善することで免疫力も高まり、ご自身の本来持っている自然治癒力も高まります。身体に優しい鍼灸治療でお身体の改善をしてみませんか。

 

                   (鍼灸治療院ナチュラルスタイル 鍼灸師:池山道代)

 



このページのトップへ