ノエル通信

ノエル通信
VOL.11

ノエル通信

Vol.11

みなさまのお役に立つ情報や楽しい話題をお届けしようと思います。ニュースレターの名前は「ノエル通信」です。どうしてノエル通信なんでしょうね。その不思議にも追々せまってみたいと思います。

診療内容

 そろそろ秋の訪れを感じる今日この頃となりました。寒くなるにつれ風邪引きに要注意です。風邪など呼吸器疾患のつらい症状の一つに咳があります。止まらない咳は本当に苦しいですね。日本呼吸器学会より“咳嗽“(がいそう)*に関するガイドライン”の第2版が最近新しく出ました。それに基づき今回は “咳”についての説明です。
*咳を医学用語では“咳嗽”といいます。ここでは単に咳、もしくは咳嗽といいますが同じ症状です。

 

 そもそも咳はどうして出るのでしょうか?咳とは気道内に貯留した分泌物や異物を気道外に排除するための生態防御反応です。気管支上皮と気管支平滑筋に咳の反射が起こる神経線維がありその線維が過剰に刺激されたり反応性が亢進したりすると咳中枢が刺激されて咳が起こります。

 

 咳は持続期間や喀痰の有無により分類されます。 3週間未満のものは急性、3週以上8週間未満は遷延性(せんえんせい)、8週間以上続く咳は慢性とされ、咳のたびに痰を伴う咳は湿性咳嗽、痰がないかもしくは少量の粘液様の痰のみの場合は乾性咳嗽と呼びます。急性の咳は風邪が原因のことが多く、遷延性慢性の咳は咳喘息、アトピー咳嗽、副鼻腔気管支症候群、胃食道逆流症、感染後咳嗽、慢性気管支炎などの疾患が原因となります。

 咳はよくある症状の一つですので、まずはプライマリ・ケア(かかりつけ医)を受診される方が多いと思います。かかりつけ医では咳がどれくらい続いているか、痰の有無、各原因疾患に特徴的な症状などの病歴を伺い、喘息がないかなど聴診を行って可能な限り原因疾患を見極め原因に応じた治療を行います。咳の原因になる薬剤(降圧薬の一種)の服用や喫煙があればそれらを止めます。

 

 3週間未満の咳であれば“感染後咳嗽”が疑われます。その場合は風邪症状が先行している、咳が自然と軽快傾向にある、周囲に同様の症状の人がいる、経過中に性状の変化する痰がみられるなどが参考になります。咳の強度のピークが過ぎていれば鎮咳剤(咳止め)、去痰剤、漢方薬など対症療法で様子を見ます。ピークを過ぎてない場合は抗生物質を服用することもあり、肺炎、結核などを鑑別するためにレントゲン検査を行います。

  3週間以上の遷延性慢性咳嗽の場合はレントゲンで異常陰影がないかを調べ、痰のあるなしにより原因を考えます。痰の多い咳では副鼻腔炎(蓄膿)が原因のこともあります(副鼻腔気管支症候群)。痰のない場合は症状に季節性があるか、夜間~明け方に悪化し眠れないほどか、煙や冷気、会話で増悪するか、もともとのアレルギー体質などがあれば咳喘息アトピー咳嗽が考えられます。その場合は気管支拡張剤や吸入ステロイド剤で治療します。気管支拡張剤の効果があり、咳喘息が疑われた場合は長期的な治療が必要となることもあります。胃食道逆流症という食道の病気で咳が出ることもあります。胸焼け、胸痛、食後に咳が悪化するなどの症状が参考になります。その場合はPPIという胃薬の一種を服用し効果を見ます。

 

 他疾患が除外でき、風邪引き後の咳が長引いていることが考えられる場合(感染後咳嗽)は対症療法を追加し様子を見ます。いずれも経過中改善が認められない場合は呼吸器の専門医にご紹介致します。

 呼吸器疾患として肺がんを忘れてはいけません。咳などの症状がなくとも市の肺がん検診を受けられることをお勧めします。喫煙本数の多い方や血の混じった痰があった方は喀痰細胞診も検診で受けることができます。茨木市の肺がん検診は当院でも行っています。

  また、肺炎は日本人の死因の第4位でもあり、高齢者や持病を有する方は注意が必要です。しかし咳、痰などの呼吸器症状だけではなく、発熱・悪寒・倦怠感などの全身症状を伴います。その中でも最も多い病原菌は肺炎球菌です。茨木市では10月より70歳以上の方の肺炎球菌ワクチン接種の公費助成がありますのでお問合せください。
(院長 橋爪喜代子)

 

スタッフを紹介します

こんにちは。受付の吉村みゆきです。

1年程前から、ヨガのレッスンに月2回通っています。行くの面倒だな~思うことも多々ありますが、行ってみるとレッスン後は一転身体がスッキリ、行ってよかったな~と思えるので続けています。簡単なポーズばかりなので、自宅でものんびり続けていきたいと思っています。がんばりすぎないこと、ムリをしないことが長続きする秘訣のようです。  最近予約の有無にかかわらず、お待たせする時間が長くなり、申し訳なく思っています。少しずつでも改善していけたらと思いますのでぜひ皆様のお声もお聞かせください。



このページのトップへ